日本時間15日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2nd レグ バルセロナ対チェルシー。
今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督とレフェリーについての分析、評価をする。
バルセロナMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):リオネル・メッシ
ディス・イズ・メッシ。特別な試合で特別なパフォーマンス。2ゴール1アシストと結果を出すだけでなく、積極的にプレッシングを行うなど守備意識も非常に高かった。
バルセロナTHW(ザ・ハード・ワーカー):サミュエル・ユムティティ
非常に印象的なパフォーマンスだった。シュートブロック、カバーリング、インターセプトのどれをとってもこの試合でトップクラス。集中力が極めて高かった。
バルセロナMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):アンドレス・イニエスタ
彼がピッチに立てば、魔法の杖のような足から作り出される芸術を期待してしまう。その分それが観られなければ失望してしまうものだ。決して悪い出来ではなかったが、老いを隠せないパフォーマンスだった。
チェルシーMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):該当者なし
チェルシーTHW(ザ・ハード・ワーカー):ウィリアン
常にドリブルから何かを生み出そうとする姿勢を見せ、結果として数多くのチャンスを演出した。彼のスピードはバルセロナの脅威となっていた。
チェルシーMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):オリビエ・ジルー
期待された役割はこなせず、ウィリアンとの絡みでは連携不足を露呈した。6回の空中戦で勝利したのはわずかに1回。
バルセロナ監督:エルネスト・バルベルデ
3分にメッシが早々と先制点を奪ったことで、極めて楽に試合を進めることができた。ブスケツの負傷は想定外だっただろうが、その時点で2-0だったためこの試合に関しては、心配する必要がなかった。遅攻と速攻、緩急織り交ぜた攻撃でチェルシーを揺さぶり、守備面では普段見せないようなメッシとスアレスのプレッシングから、相手のミスを誘発した。全く付け入るスキがなかった。無慈悲とでも言えるようなチームだ。
チェルシー監督:アントニオ・コンテ
入りは5-4-1の守備ブロックをつくってバルセロナをはじき返そうとしていたが、メッシにそのプランを壊された。失点シーンからは高い位置からのプレスで主導権を握ろうとしたが、華麗なカウンターを食らい手詰まりに。ジルーの起用も失敗に終わった。
主審:ダミル・スコミナ
不用意なファールを取らないようにという姿勢を見せたが、49分のエリア内でマルコス・アロンソが倒れたシーンで笛を吹かなかったことは、疑惑が残るだろう。しかし出すべきところではしっかりイエローカードを提示し、締まった試合にした。
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