ラ・リーガ 欧州その他

ベッラッティ、ライオラ代理人が同選手のPSG”脱出”を計画も失敗していた

 パリ・サンジェルマンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦敗退の影響なのかもしれない。同クラブのイタリア代表MFマルコ・ベッラッティがPSG脱出を計画している可能性が出てきた。14日、スペイン紙『アス』を始め多数メディアが報じている。

 ベッラッティに関しては昨夏の移籍市場でバルセロナの獲得目標であった。しかし、べラッティの契約違約金が1億ユーロ(約131億円)であったためこの移籍は実現しなかったと報道されている。そして、最終的には同選手はPSGに残ることを選んだ。

 同クラブがフランス代表FWキリアン・ムバッペ、そしてブラジル代表FWネイマールの獲得をしたため、チャンピオンズリーグで自身の活躍の場が広がることを期待したのかもしれない。しかし、レアル・マドリードに1stと2ndレグ両方の試合で敗れ、その夢は叶わなかった。

 それどころか、2ndレグでイエローカードを2枚もらい退場になっている。このことから、同選手に対する非難がファンや多数メディアから上がっている。

 恐らくこれらのことが原因なのだろう。敏腕代理人として知られるミノ・ライオラ氏がバルセロナにベッラッティを、前回の1億ユーロと比べてかなり好条件のオファーを出したという。これにはナーセル・アル=へライフィー会長の承認も受けていると報道されている。

 しかし、バルセロナはこのオファーを丁重に拒否したようだ。ベッラッティと似たタイプの選手であるブラジル代表MFアルトゥール・メロをすでに獲得しているのもその拒否の原因の一つであろう。そして、その熱くなりやすい性格も決して好印象にはとられてはいないはずだ。

 ウナイ・エメリ監督は同選手が成長していると援護している。一部報道では同選手はPSGと2023年までの契約更新を交渉中とのことだ。どちらにせよ、来夏の移籍市場でも注目の的になる可能性は高い。