2018年3月4日、サッカー界は1人の貴重な選手を失った。元イタリア代表DFダビデ・アストーリだ。滞在中のホテルで心不全を起こし、帰らぬ人となった。
アストーリの急逝はサッカー界に大きな衝撃を与えた。私たちを含めだ。今回は同選手に敬意、そして哀悼の意を表し彼のキャリアを振り返っていく。
セリエAデビュー
アストーリはミランのプリマヴェーラ(下部組織)出身だ。当時のミランにはアレッサンドロ・ネスタ、パオロ・マルディーニ、そしてヤープ・スタムという現役最高峰のDFが君臨していたため、スタメン奪取は難題だった。彼は共同保有権という形で2008年にカリアリに移籍する。同年12月14日、アストーリはシエナ戦でセリエAデビューを果たした。
セリエA初ゴール
デビュー以降、アストーリはカリアリのメインの選択肢となった。センターバックとしての彼は非常に頼もしく、デュエルに強かった。アストーリは2010年1月31日に、現所属クラブであるフィオレンティーナ戦で初ゴールを記録した。
CLデビュー
アストーリは忠実な選手だ。トッテナム・ホットスパーやスパルタク・モスクワといった多くのチームが彼に関心を示したが、6年間カリアリに尽くした。最終的に素晴らしいクラブの1つであるローマへとローン移籍。ローマでチャンピオンズリーグのデビューを飾った。
イタリア代表デビュー
2010年のアストーリのカリアリでの素晴らしいパフォーマンスは、当時のイタリア代表監督チェーザレ・プランデッリを驚かせた。8月のテストマッチでも代表に選出されたが、デビューはお預け。2011年3月29日のウクライナ戦でデビューを飾った。
代表チーム初ゴール
アストーリは2013年に行われたコンフェデレーションズカップでイタリア代表に選出された。彼の最初の国際大会で3位に入り、ヒーローとなった。PKにまでもつれ込んだウルグアイ戦で、アストーリは代表初ゴールを記録。代表チームで唯一のゴールでもある。
ヴィオラのキャプテンとして
アストーリはローマで1年間過ごしたのちに、フィオレンティーナへと完全移籍を果たす。彼は自身のクオリティを見せつけ、スタメンを奪取。時間の経過と共に、彼のリーダーシップも輝き始めた。2017/2018シーズンの初めに、アルゼンチンへと移籍したゴンサロ・ロドリゲスに代わって、キャプテンに就任した。
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