
4日に行われたセリエA第27節ラツィオ対ユベントス。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両チームの監督とレフェリーについての分析、評価をする。

ラツィオ
MOTM(最優秀選手):セナド・ルリッチ
なれない右サイドでの出場ながら、両足で良質なボールを前線に供給。攻守の切り替えの意識も非常に高かった。
THW(ザ・ハード・ワーカー):シュテファン・ラドゥ
帰陣が遅いジョルダン・ルカクのポジションを埋める気の利きようは、左サイドを安定させた。
MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):チーロ・インモビーレ
前半のシュート1本以外チャンスに絡むことも生み出すこともできなかった。期待が大きい分失望も生まれてしまう。

ユベントス
MOTM(最優秀選手):パウロ・ディバラ
ボールに触れる機会が少なく本来のパフォーマンスではなかったが、試合終盤にチームを救う劇的弾を決めた。やはり持っている。
THW(ザ・ハード・ワーカー):ブレーズ・マテュイディ
攻守にわたり広いプレーエリアでチームに貢献した。最も走っていた選手の1人だろう。
MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):マリオ・マンジュキッチ
久しぶりの中央での起用だったが、本来のパフォーマンスは発揮できず。ヘディングでの決定機を外す場面もあった。

ラツィオ監督:シモーネ・インザーギ
積極的な姿勢で試合に入り序盤はペースをつかんだものの徐々に失速。これはユベントス側がラツィオの攻撃に対応したからであり、後半はそれに合わせて、コンパクトな陣形を保ったままあえて深めに構えてユベントスに中央のスペースを使わせなかった。最後の最後ディバラに得点を許すまではプラン通りの試合運びができていただけに、ショックの大きい敗戦になった。しかし、ルリッチを右サイドに配置したり、ルイス・フェリペを先発させたりと、過密日程を考慮して選手を入れ替えてもチームとして目立った穴を作らずにプレーできていた点は大いに評価できるはずだ。

ユベントス監督:マッシミリアーノ・アッレグリ
2トップであるラツィオに対して3バックで挑み、プレスを回避する布陣を選択した。しかし、ラツィオがピヤニッチをつぶすプレッシャーのかけ方を選択したことにより、前半はボールと試合を支配される。しかし、後半には4バックに戻すことでピッチをワイドに使い、プレスを回避。試合の主導権を握った。怪我人が多いチームを苦労しながらも、上手に率いている。しかし、ディバラの虎の子の1点に救われたのも事実だ。ケディラを執拗に起用し続けるのは代わりがいないからか。

主審:ルカ・バンティ
前半簡単に最初のイエローカードを出してしまったために、カードの多い試合になりかけたが、後半帳尻を何とか合わせた。前半のディバラへのタックルと、後半のルーカスへのタックルはPKが与えられてもおかしくなかった。試合の入り方が上手くいっていなかった印象が残る。


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