チャンピオンズリーグ

CLベスト16、ユーベとトッテナムは引き分け。貴重なアウェイゴール2点、PK失敗の痛手

 UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16が14日行われ、ユベントスはホームでトッテナム・ホットスパーと対戦した。

 試合開始2分、ユベントスはピッチ中央でFKを獲得。トッテナム守備陣の一瞬の隙をついたイグアインがDFのマークを外し、ファーポストへシュート。GKロリスの手をかすめゴールネットに突き刺さった。

 勢いに乗るユベントスは前半8分、左サイドからファーへクロスがあがると、ベルナルデスキとベン・デイビスが交錯。これがPKの判定となった。キッカー・イグアインがPKを確実に決め、ユベントスが2-0とリードを広げた。

 トッテナムはボールを保持しながらも、ユベントスの強固な守備ブロックを崩しきれない展開が続く。

 前半35分、トッテナムが反撃。デレ・アリのスルーパスからDFラインの裏に抜け出したケインがGKブッフォンまでかわし、無人のゴールへ流し込んだ。これでケインは今季CL7試合6ゴール、全コンペティション通算33得点で5大リーグ最多得点を維持している。

 前半終了間際の45分、ドウグラス・コスタをオーリエが後ろから倒し、再びPKの判定。しかし、キッカー・イグアインはこれを決められず、ユベントス1点リードのままハーフタイムを迎えた。

 後半は両チーム拮抗した展開。エリクセンが自由に動き回り、2ライン間のパスの出し入れで守備陣の歪みを狙う。しかし、ユベントスは組織的な守備を崩さず、攻撃の糸口をつかませない。

 後半71分、トッテナムはペナルティエリア手前でFKを獲得。キッカー・エリクセンが放ったシュートは壁の下を通り、名手ブッフォンの手をかすめてゴールネットを揺らした。

 試合は2-2のまま終了。トッテナムはエリクセン、ケインの活躍で貴重なアウェイゴール2点を奪い、及第点以上の1stレグとなった。

 2ndレグは日本時間3月8日午前4時45分からトッテナムのホームで行われる。