セリエA ラツィオ

ナポリ、ラツィオに逆転で首位キープ成功。難敵相手に4-1の勝利

 セリエA第24節、ナポリ対ラツィオが10日行われた。首位争いをユベントスと繰り広げるナポリと、チャンピオンズリーグ出場権内を目指すラツィオの激しい戦いとなった。両チームともに豊富な攻撃力を誇るチームだ。

 試合は、開始直後の前半3分でその均衡が破られた。ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレのクロスをオランダ代表DFステファン・デ・フライがトラップし低い弾道のシュートで得点。先制に成功する。

 対するナポリは前半17分にイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェがサイドからのクロスをきれいにトラップ。しかし、シュートはゴールマウスを大きく外れた。

 前半23分にもインシーニェはあわやというシュートを放つ。しかし、これは右にそれてラツィオのゴールキックとなった。両チームともに攻めあがるも前半終了間際まで得点を奪えない。

 このまま前半はラツィオのリードで終了するかと思われた。しかし、前半43分にスペイン代表FWホセ・カジェホンが完璧なスルーパスをペナルティーエリア内で受け、ゴールの左端下へシュート。ナポリが試合を振り出しに戻す。

 前半はそのまま1-1の状態で終了。前半はバランスの取れたゲームとなり、拮抗した試合展開が予想された。。しかし、後半からナポリの猛攻が始まる。

 ラツィオはゴールを必死に守るも、後半54分に痛恨のオウンゴール。DFのワラシがエリア内のクロスに合わせてしまった。これで試合のバランスは完璧にナポリのものになった。

 このオウンゴールの2分後にナポリのポルトガル代表DFマリオ・ルイがシュートを放った。ボールはナポリのポーランド代表DFピオトル・ジエリンスキにぶつかり軌道がかわり、そのままゴールネットを揺らした。

 ナポリの攻撃はとまらない。後半73分に美しいパス回しから、ベルギー代表FWドリース・メルテンスが正確なシュートをはなち得点は4-1に。

 その後もナポリは攻撃を続けるも、結局試合は4-1で終了。難しい相手であったラツィオに快勝し、ナポリは首位をキープすることに成功した。