パチューカと本田、アロンソ監督にとっては残念なことに、同点弾の後におとぎ話のようなエンディングは待っていなかった。
71分、微妙な判定でモレリアのラウル・ルイディアスがPKを獲得した。「あれはPKではない。審判はミスを犯した」と『Univision』のコメンテーター、エンリケ・ベルムデスは判定について語っている。
いずれにせよ、ルイディアスはPKを決めてアウェイチームを3-2の勝利に導いた。
短期的な視点で見れば、この敗北はパチューカにとってフラストレーションのたまるものだ。このレポートの執筆時点で、今季リーガMXでパチューカより多くの得点を記録しているチームはない。穴の多い守備が改善されていれば、パチューカは中位ではなく1位に立っていただろう。
それでも前を向けば、特に本田が好調を維持すれば今季はまだエキサイティングなものになり得る。彼はリーグ戦で躍動しており、毎試合自信を得ている。
以前のレポートで触れたとおり、ワールドカップの日本代表入りに向けた競争も彼のモチベーションになる。パチューカの成績は不安定だが、日本代表は今季のリーガMX序盤のベストプレーヤーの一人である本田の好調に目を向けるべきだろう。
コメントランキング