ACLチャンピオンズリーグ2018プレーオフが30日行われ、柏レイソルとムアントン・ユナイテッドが対戦した。
ムアントンはタイリーグ制覇4度の強豪クラブ。昨年もACLに出場し、ベスト16まで進出している。2月からサンフレッチェ広島への加入が決定済みのFWティーラシン・デンダー、同じくヴィッセル神戸へ加入するDFティーラトン・ブンマタンの両名は先発メンバーに入った。
一方、柏レイソルは“新10番”MF江坂任が先発デビュー。同じく新加入のDF亀川諒史、MF小泉慶、FW山崎亮平はベンチからのスタートとなった。
前半は両チーム拮抗した展開となった。柏は4-4-1-1が基本フォーメーション。ビルドアップ時にはMFキム・ボギョンがDFラインに吸収され、3-4-2-1の形に変形する。
右サイドバックに入ったDF小池龍太が攻め上がりを繰り返しチャンスを演出。FWクリスティアーノ、MF伊藤純也らと連携したハーフスペースへの侵入はムアントンの一番の脅威となった。
対するムアントンは5-3-2の布陣。中央のスペースを人海戦術で消してきた。選手間の距離が近く、柏は攻めあぐねた印象だ。
ムアントンの攻撃はMFのゾーンを省略したロングボールで何度か決定的シーンを作った、得点には至らず。前半は0-0で終えた。
エンドが変わった後半、柏サポーターによる背後からの大声援が柏を勢い付ける。
後半50分、右サイドを抜群のスピードで突破したMF伊藤純也がFWクリスティアーノへラストパス。これを落ち着いてゴールへ流し込み、柏レイソルが先制に成功した。
続く後半61分、クリスティアーノが右サイドを強引に突破し、ゴール左隅に正確なシュートを打ち込んだ。
FWクリスティアーノがチャンスメイクからフィニッシャーまで幅広い役割を担い圧倒的な存在感を示した。守備ではMF大谷を中心とした組織的な陣形を崩さず。
新加入MF小泉慶、FW瀬川祐輔を続けて投入。後半88分、FW伊藤純也がダメ押しの3点目を決め勝負あり。最後にDF亀川諒史を投入し、新加入選手を使い切った。
このまま3-0で柏レイソルが勝利。3大会ぶりのACL本戦出場が決定した。
J加入で注目の2選手は活躍出来ず。DFティーラトンは前半攻め上がりで存在感を示したが、後半は攻撃参加を見せられず。FWティーラシンは後半70分に恵まれた体格とスピードを活かしてGKと1対1のチャンスを迎えたシーンこそ脅威だったが、試合を通した安定感は欠いていた。
柏の新加入の江坂はライン間でのボール受けなどでチャンスメイクで存在感。2度の決定機逸こそあったものの、攻守ともに積極的なプレーを見せた。クリスティアーノとの連携が構築できれば 、より多くのチャンスを演出できるだろう。
柏レイソルはグループステージE組で香港の傑志、韓国の全北現代、中国の天津権健と対戦することが決定している。
AFCチャンピオンズリーグプレーオフ、柏レイソル(日本)対ムアントン・ユナイテッド(タイ)が30日に日立柏サッカー場で行われた。白熱の一戦を写真で振り返る。
柏レイソルサポーター
ムアントン・ユナイテッド、サポーター
コイントス
柏レイソル集合写真
ムアントン・ユナイテッド集合写真
柏レイソル監督下平隆宏氏
ムアントン・ユナイテッド監督トチタワン・シーバーン氏
ムアントン・ユナイテッドDFティーラトン・ブンマタン
柏レイソルMF江坂任
ムアントン・ユナイテッドFWティーラシン・デンダー
柏レイソルFWハモン・ロペス
ムアントン・ユナイテッドMFチャップィ
柏レイソルFWクリスティアーノ
柏レイソルMFキム・ボギョン
柏レイソルDF小池龍太
柏レイソルFW伊東純也
ムアントン・ユナイテッドDFトリスタン・ドゥ
柏レイソルFWクリスティアーノ
柏レイソルFWクリスティアーノ
ムアントン・ユナイテッドFWティーラシン・デンダー
ムアントン・ユナイテッドFWティーラシン・デンダー
柏レイソルサポーター
柏レイソルFWクリスティアーノ
柏レイソルFWクリスティアーノ
声援に応える柏レイソルの選手たち
声援に応える柏レイソルの選手たち
柏レイソルDF中谷進之介
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