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フィリップ・ネビル、イングランド女子代表新監督が過去の女性蔑視ツイートで謝罪

 イングランド女子代表監督が23日決定した。現役時代は元イングランド代表DFでマンチェスター・ユナイテッドに所属していたフィリップ・ネビル氏である。しかし同監督が人格的にこのポストに適任なのかどうなのかとの疑問が上がっている。24日、英紙『インディペンデント』をはじめ多数メディアが報じている。

 デビル監督はコーチやアシスタント・コーチなどの経歴はあるものの、監督をつとめるのは今回が初めてである。そのため監督としての実力は未知数だ。しかし同監督が過去にしたツイートの数々が問題になっている。それらが明らかに女性蔑視的なジョークだったからだ。

 同監督はこれらの非難に対して謝罪と弁明を発表している。これはあくまで自身の思想や人格を表現したものではけっしてないと言うものだ。

「これらの数年前のコメントに関して言明したい。これらは決して私の本当の人格や思想を表したものではないんだ。だがもちろんこのことに関して謝罪したい」

「私はこのイングランド女子代表監督という任が大きな責任を伴うことを理解している。そしてこの任を与えられ、とても誇りに思い名誉に感じている」

 同監督の真意はわからない。しかし現在イングランド女子代表のFIFAランキングで3位に位置する。ただでさえ、大きな責任がのしかかるポストである。くりかえすようだが、それにもかかわらず同監督を監督業は今回が初めてだ。

 スタートしたばかりの彼の監督キャリアにはいきなり“暗雲が立ち込めている”。正直なところ選手たちがこのスキャンダルをどのようにとらえるかはわからない。だが彼得意の“ジョーク”では決してその溝は埋まらないだろう。