連日のように賑わせている冬の移籍市場だが、チェルシーの指揮官アントニオ・コンテがマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティのようにお金を使えないとして皮肉発言を残した。23日英紙『デイリー・テレグラフ』が報じた。
先日、ユナイテッドはアレクシス・サンチェスと4年半の契約を結び、給与の総額はイギリス史上最高額となる1億8000万ポンド(約277億円)での契約となった。一方シティは契約更新に着手。アルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディとブラジル代表MFフェルナンジーニョ、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネの契約更新に力を注いだ。
そんな今冬の移籍市場についてコンテはマンチェスター両クラブに対して「この2つの大きなクラブは、世界の他のチームにとって深刻な危険になる可能性がある。両チームは既に非常に強く投資したいと思っている。サンチェスの給料はこの2つのクラブにしか払えないだろう」とコメント。続けて同指揮官は「昨シーズン私たちは素晴らしい仕事をして、ちょっとした奇跡を起こしたと思う」と昨年の優勝を”ちょっとした奇跡”と表現した。
更にコンテはチェルシークラブ運営について「サッカーの運営には2種類のやり方がある。1つはたくさんのお金を使って最高の選手を補強すること。もう1つの方法は、少しのお金でハードワークすること。我々はこれの真ん中にいる」とした。
確かに今冬ではエバートンから獲得したイングランド代表ロス・バークリーやこれから獲得間近とも噂されているASローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコとDFエメルソン・パルミエリような中堅クラブからの補強が目立つのは確かだ。それでもコンテは「理想は多くのお金を費やすことだ」と語っておりトップの中のトップを目指すのであればお金を費やすことが必要だと語った。
現在チェルシーは1位シティ、2位ユナイテッドの続き3位をキープ。首位シティとは15ゲーム離れており、リーグ連覇は厳しい立ち位置となっているが残りわずかとなった移籍期間どのような補強を見せるのか注目したい。
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