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レスターに所属するケレチ・イヘアナチョ 写真提供:Getty Images
レスターに所属するナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョは、イングランドサッカー史上初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって認められたゴールを決めた選手となった。16日にイギリス『BBC』などが報じた。
ブンデスリーガやセリエAなどで導入され、来季からリーガ・エスパニョーラとリーグ・アンでも導入されるVAR。PKや一発レッドカード、オフサイドによるゴールの可否といった決定的な判定をビデオによる検証でより公平かつ公正に判定し、審判を補助することができるシステムである。イングランドでは、今月8日のFAカップ3回戦・ブライトン対クリスタル・パレスにて初めてVARが導入された。
そんな中、現地時間16日に行われたFAカップ3回戦の再試合・レスター対フリートウッド・タウンの一戦で早速VARが効果を発揮した。
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イヘアナチョがイングランド史上初VARによる判定でゴール 写真提供:BT Sport
後半32分、イヘアナチョがアルジェリア代表MFリヤド・マレズのパスに抜け出して試合を決定づける2点目を決めるも、副審がオフサイドと判定。しかし、その後VARによる検証の結果、オフサイドではなかったことが明らかとなり、ゴールが認められた。これにより、イヘアナチョはイングランドサッカー史上初めて、VARによる判定でゴールを記録した選手となった。試合は2-0でレスターが勝利し、4回戦進出を果たした。
未だプレミアリーグでのVAR使用は決まっていないものの、もしかするとこの試合を機に導入を求める声がより大きくなるかもしれない。
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