ラ・リーガ バルセロナ

トッテナム、将来のケイン移籍を避けるにはタイトル獲得が必要。同選手自身が言及

 トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが自身のクラブ残留の条件を語った。レアル・マドリードがその獲得を目指していると報道される同選手の展望はいたって明確だ。8日、英紙『デイリー・ミラー』が報じている。

 ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョがリバプールよりバルセロナへクラブ史上最高額の1億4000万ポンド(約217億円)で移籍し話題になっている。しかしリバプールの象徴的選手であったコウチーニョの移籍は他クラブも同様に重要な選手を失う可能性があることを表している。

 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督はこれに警鐘を鳴らした。それは多分トッテナムのエースであるケインを失うのを恐れてのものだったのだろう。しかし同選手自体はこの“移籍劇”に関して別の意見をもつ。

「もし選手が移籍したいならなぜそれを止めなくちゃいけないんだ?コウチーニョの立場から言えば、今季のリバプールでの6ヶ月彼はとてもプロフェッショナルだった」

「リバプールはバルセロナからいいオファーをもらいそれを受けた。つまり別にリバプールは彼の説得に失敗したわけではないし、これは移籍したい選手を放出する理由に過ぎない」

 トッテナムが最後に優勝杯を勝ち取ったのは2008年のフットボール・リーグカップになる。トッテナムはこのようにタイトルから遠ざかっている。しかし同選手をこの先もトッテナムに引きとどめるにはトロフィーを勝ち取る必要があるようだ。

「進化し、成長し続け、そしてタイトルを勝ち始めること。これが目標だ。これらのことをクラブが諦めずにやめなければ私はこのクラブにいれて幸せでありつづけるだろうね」