ラ・リーガ セリエA

レアル、イカルディ獲得諦めず。プランBとしてはティモ・ベルナーか

 かねてからレアル・マドリードがインテル主将のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディに興味をもっていることは報道されていた。しかし巨額の移籍金もあり現在のところ同選手のレアル移籍は現実的ではなかった。しかしレアルのフロレンティーノ・ペレス会長はイカルディ獲得を諦めてはいないようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が報道している。

 クラブ上層部との会談によりジダン監督は現在の攻撃陣と競い合える実力をもつ選手たちの獲得を今冬の移籍市場で目指すことを決めた。獲得を目指す選手の最重要基準としはゴール前の存在感があり攻撃に厚みを持たせることが出来ることだ。

 移籍方針を決定したもののジダン監督は現在のチームをさげすんでいるわけではない。彼のFWカリム・ベンゼマへの信頼は厚い。だがそれが新しい選手を獲得しチームの選手層をさらにあつくしようとするクラブ方針を変える原因にはならないようだ。

 もう一つの基準としてはその選手が現在所属するチームでチャンピオンズ・リーグに出場していないことだ。CLでさらなる高みを目指すマドリードにとって新たな選手が大会出場可能であることが望ましいのだ。そのためおのずと名前は絞られてくる。

 トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの名前も報道されていたが同選手はCLに出場しトッテナム自体もCLのベスト16を控えているためあまり現実的ではない。アレクシス・サンチェスもそのひとりだが現実的な話が出てこないのが実際だ。

 そのため現在のところ可能性が高いとされるのはイカルディとライプツィヒ所属のドイツ代表FWティモ・ベルナーだ。イカルディに関してはその実力はセリエAでの活躍をみてもわかるとおり問題はないだろう。フランス紙「レキップ」などの一部報道によると巨額の移籍金にかんしてもレアル側は交渉の余地ありと考えているようだ。

 ティモ・ベルナーは実力もあり、21歳と若く将来も期待できる選手だ。イカルディやケインなどのビッグネームと比べると移籍交渉も幾分か簡単になるだろう。移籍市場は始まったばかりなのでどう転がるかはわからないが近い将来この2選手がレアル・マドリードでプレーしている姿が見られるかもしれない。