
欧州5大リーグの中で今季最も優勝予想が難しいであろうセリエA。第18節終了時点で、首位ナポリから5位ラツィオまでの勝ち点差はわずかに9となっている。今回はビッグクラブの前半戦を振り返り、今後の展望を予想していく。

1位ナポリ(勝ち点45)
前半戦点数:9/10
ユベントスを抑えセリエA首位を守っているナポリ。ポゼッションが59.6%、パス成功率が88.3%となっておりともにセリエA1位の数字だ。セリエA屈指のパスサッカーを展開していることがわかる。エースのドリース・メルテンスはここまでに10ゴールを記録し得点ランク5位となっている。ナポリの強みは全体として点が奪えるところだろう。メルテンスに得点が生まれずとも、カジェホン、インシーニェ、ハムシクといった選手たちが得点を奪う。CLではグループステージ3位に終わりEL決勝ラウンドに回るなど、不甲斐ない面を見せた。ファウジ。グラムの負傷離脱が響いたと言えるだろう。先発メンバー以外の選手の頑張りが、今後のチーム順位に大きく影響を与えそうだ。

2位ユベントス(勝ち点44)
前半戦点数8/10
ナポリを勝ち点1差で追うのが王者ユベントスだ。リーグ戦直近4試合連続でクリーンシートを達成するなど、昨年のCLを彷彿とさせる鉄壁の守備が戻ってきている。エースのパウロ・ディバラはリーグ戦で得点から遠ざかっている。2017年に38試合に出場した疲れも出ているのだろう。ディバラの復調が首位奪還へのきっかけになりそうだ。続々とケガ人が復帰していることも明るいニュースだ。パス成功率、1試合におけるシュート数もリーグ内高水準を保っており大崩れすることは予想しにくい。

3位インテル(勝ち点40)
7/10
スパレッティ監督のもと優勝争いに復帰したのがインテルだ。エースのマウロ・イカルディは17ゴールで得点ランクの首位に君臨している。シュートの2本に1本をゴールに結び付けており、驚異的だ。しかし、これまでに記録した34ゴールの内、半分がイカルディのゴールでもあるということは懸念材料だろう。イカルディが不調に陥ったり、ケガで戦列を離れることになれば順位も落とすことになりそうだ。7ゴールで得点ランク9位のペリシッチも好調を維持している。ペリシッチがシーズン終了時に15ゴール記録できていれば、トップ3には収まっていそうだ。

4位ローマ(勝ち点38)
7/10
今夏にシュチェシュニ、リュディガー、サラー、など続々と主力選手の流出が続いたローマ。スパレッティ監督の退任もあり大幅に順位を落とすかに思われたが、4位に踏みとどまっている。ポゼッション、パス成功率ともにリーグ内高水準を保ち、1試合のシュート数は全チーム中最多とディ・フランチェスコ監督の志向するサッカーに順応していることがわかる。エースのジェコはここまで8ゴール。残りの20ゴールを周りの選手たちが奪っているということは好材料だろう。ジェコが調子を上げていけば、順位を上げることも夢ではないはずだ。CLではアトレティコ・マドリード、チェルシーと同居するも、首位通過を決め好調さを見せつけた。

11位ミラン(勝ち点24)
2/10
今夏に大幅な補強を行ったミランは苦しんでいる。リーグ戦もここ5試合でわずかに1勝と11位に甘んじている。ミランが他のビッグクラブと決定的に違うのが、圧倒的な点取り屋がいないということだ。チーム内最多得点は純粋なストライカーではないスソの5ゴールとなっている。カリニッチやアンドレ・シウバがそれぞれ4ゴール、0ゴールでは難しいだろう。しかし、意外なことにミランは1試合の平均シュート数でリーグ内2位となっている。しかし、得点は23。シュートの精度を上げる必要がありそうだ。監督に関しても迷走している。モンテッラ氏を解任するとガットゥーゾ氏を招集。しかし、早くも解任論、モンテッラ氏の呼び戻し論などが噂されておりチームがいかに不安定な状態かを物語っている。
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