セリエA ローマ

ユーべ、ローマとの上位対決制す。元ローマのシュチェスニーが後半ATでビッグセーブ

 セリエA第18節のユベントス対ローマが日本時間24日未明に行われ、ホームのユベントスが1-0で勝利している。

 直近の公式戦7試合連続でクリーンシートを達成しているユベントスとリーグ戦でわずか10失点と堅守を誇るローマによる上位対決は立ち上がりから緊迫した試合展開となる。両チームが中盤でのポゼッションを図る一方、ユベントスは幾度となくショートカウンターから先制ゴールを狙う姿勢を打ち出す。すると18分、ユベントスは左CKからDFジョルジョ・キエッリーニが頭で合わせる。一旦はGKアリソンにセーブされるものの、こぼれ球をDFメディ・ベナティアが押し込み、待望の先制ゴールをあげる。

 一方ローマはユベントスの守備に対して局面を打開できない状態が続いていたが26分、左サイドからFWディエゴ・ペロッティが素早いカウンターで左サイドから持ち上がると、ボックス中央に走りこんできたFWステファン・エル・シャーラウィにグラウンダークロスを送る。そのクロスにエル・シャーラウィが合わせるもGKボイチェフ・シュチェスニーに阻まれ同点に追いつけない。ローマはその後も決定機を作ることができず、前半はユベントス1点リードで終える。

 後半に入ってもユベントスがペースを握る。54分、ユベントスはボックス内でのMFサミ・ケディラの浮き球にイグアインがダイレクトで合わせるもクロスバーを超えていく。ユベントスが再三ローマゴールに迫る場面を作る一方、ローマはほとんど決定機を作ることができない。

 しかしローマは終盤に猛攻を仕掛ける。80分、ユベントス守備陣の一瞬の隙をついたDFアレッサンドロ・フロレンツィが放ったシュートは惜しくもクロスバーを叩く。その後フロレンツィはそのこぼれ球を拾おうとしたがユベントス守備陣のクリアに遭う。そしてこの日最大の決定機は後半アディショナルタイムの92分、途中出場のFWパトリック・シックがシュチェスニーと1対1の局面を迎えたが、シュチェスニーのビッグセーブに阻まれ、結局試合はこのまま1-0で終了した。