セリエA ミラン

ミラン、GKドンナルンマとの契約報道について公式声明を発表「クラブの財産だ」

 ミラン守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの去就が再び騒がれる中、クラブがメディアの報道について声明を出している。現地時間13日、ミランが公式サイトで発表した。

 ドンナルンマの代理人を務めるミノ・ライオラ氏がクラブと話し合いを持ったことから浮上した騒動は、瞬く間に話題となり様々なメディアが状況を取り上げ報じた。
 
 今夏交わしたミランとドンナルンマの契約に食い違いがあり、選手サイドがその取り消しを求めているといった内容や、契約の際にクラブからの圧力があったというようなことがささやかれている。さらに、1月にはミランから出て行くのではないかという憶測に加え、パリ・サンジェルマンとレアル・マドリードが獲得の準備をしているといったことまで飛び交う非常に混乱した状況だ。

 それらの報道に対しミランは、プレーに集中する姿勢を貫いている。

「ロッソネリ(ミラン)は、偉大なチームへと返り咲くために努力していかなくてはならない。いまは移籍市場の時ではなく、ピッチ上のことに専念する時だ」

 ドンナルンマについては「ジッジョ(ドンナルンマの愛称)は、スポーツ面でも経済的な面でもクラブの財産だ。これら全ては2021年までの契約によって強調されている」との見解を伝え「(契約については)選手と彼の監督、そして選手とミランのスポーツ・ディレクターである(マッシミリアーノ)ミラベッリとの間で、ポジティブで常にオープンな話し合いのもと行われた」と明かしている。

 ミランとしては、満足できるシーズンを過ごせていないだけに、チームの立て直しに集中したいというのが現状だろう。今後、ミランとドンナルンマ、そして彼の代理人ミノ・ライオラ氏を含め、どのような展開を見せるのだろうか。