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リーグアン天王山は、PSGに軍配。スコア以上の強さを見せつける

 リーグ・アン第14節パリ・サンジェルマン(PSG)対モナコが日本時間27日深夜に行われた。

 現在リーグ・アン無敗で首位を走っているパリ・サンジェルマンと昨季の王者モナコの天王山。この試合で今夏PSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペが移籍後初めて、古巣モナコと対決する注目の一戦になった。

 前半1分、いきなりムバッペが牙をむく。ネイマールがセンターライン付近で2人に囲まれるも、抜け出してムバッペにスルーパス。モナコGKダニエル・スパシッチをかわしシュートを放つもゴール左へ流れた。

 PSGペースで進んだ前半19分、試合が動いた。左サイドでFWユリアン・ドラグスラーが切り込み、DFの股を通したパスをFWエディンソン・カバーニが押し込み先制。

この失点後モナコは、5バックにシフトを変更。PSGがボール持っているときは、最終ラインを5枚置き追加点を決めさせない。

 前半42分モナコは、FWラダメル・ファルカオを中心に攻める。ファビーニョがカットしたボールをジョアン・モーティーニョが拾いすぐファルカオにパス。前を向きシュート打つもダニエウ・アウベスがブロック。ここで、攻めに出たモナコがカウンターを食らう。ブロックしたボールをヴェラッティが拾いムバッペ、ドラグスラーと繋がり最後は、自分で仕掛けてシュート。しかしこれは、GKスパシッチの好セーブで難を逃れた。前半は、終始PSGペースで終了した。

 後半開始早々PSGは、攻撃のギアを上げていく。後半2分にネイマールのシュートはポスト。3分にはムバッペがループシュートを放つもGKスパシッチがはじき出す。そして後半5分、裏へ抜け出したネイマールがペナルティーエリアで倒されPKを獲得。これをネイマールが冷静に押し込み2-0。

 反撃したいモナコも攻撃の枚数を増やし攻めに出るがシュートすら打たせてもらえない。逆にPSGのカウンターにあう。後半27分ムバッペが抜け出しキーパーと1対1の状況に。だが、この日4本目のシュートは左に逸れ、古巣相手になかなか決めきれない。

 後半36分、モナコがペナルティーエリア付近でもらったFKを決め1点を返す。モウティーニョが蹴ったボールがムバッペに当たりそのままゴールへ吸い込まれた。

 しかし、反撃もここまで。2-1でPSGが勝利した。PSGは、無敗をキープ。2位とのゲーム差9と独走状態へ。一方負けたモナコは、3位転落。注目のムバッペは、再三のチャンスをものにできずノーゴールに終わり古巣相手に結果を残せなかった。