ラ・リーガ バレンシア

バルサ、2位バレンシア戦で疑惑の判定。両チーム無敗キープの痛み分け

  リーガエスパニョーラ第13節バルセロナ対バレンシアが日本時間27日に行われた。

 バルセロナはここまでリーグ戦11勝1分。ライバルの4位レアル・マドリードと勝ち点差7をつけ、第3節以降首位をキープしている。UEFAチャンピオンズリーグを含めても負けなし。無類の強さを見せつけている。

 バレンシアもリーグ戦9勝3分で負けなし。マルセリーノ・ガルシア・トラル新監督のもと、首位バルセロナに次ぐ2位と躍進を見せている。

 また、両軍とも直近5試合でわずか1失点と堅固な守備を誇るチーム同士の対戦となった。

 試合は前半、バルセロナが守備でリズムをつかむ。ボールを失った瞬間から猛烈なプレッシングを徹底。バレンシアに攻撃の糸口を掴ませない。

 一方、攻撃では中盤に降りてきたメッシが中心となりゲームを支配。しかし、バレンシアの強固な4-4-2のブロックを前に崩しきることができず、膠着状態が続いた。

 両チームが前半最大のチャンスを迎えたのは29分。メッシがペナルティエリア内から放ったシュートをGKネトが後逸。こぼれたボールはゴールラインを割ったが、審判の笛は鳴らず。メッシやスアレスらはゴールを確信し、セレブレーションを行ったが幻のゴールとなった。

 幻のゴールセレブレーションで人数が足りていない間にバレンシアがカウンター攻撃。左からのクロスに最後はザーザがシュートを放ったが枠を捉えることは出来ず。バレンシアも前半最大の絶好機を逃した。
 
 このまま前半は0-0で終了。両チームとも攻守の切り替えの早い締まった試合展開となった。

 後半に入り試合は激しいカウンター合戦に。素早い攻守の切り替えから両チームがチャンスを作る。

 試合が動いたのは後半14分、幾度となくチャンスを作っていたバレンシアSBガヤのグラウンダークロスをFWロドリゴが合わせ、バレンシアが先制に成功した。

 後半37分、中央からメッシがDFラインの裏へ走り込んだジョルディ・アルバへパス。これをダイレクトボレーで合わせ、バルセロナが同点に追いついた。
 
 その後、バレンシアはカウンターでチャンスを数多く作るが決めきれず。試合はこのまま1-1で終了。両チーム今季負けなしをキープする結果となった。