ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル、18位マラガを相手に辛勝。2度追いつかれるもC・ロナウドのPKで逆転勝利

 リーガ・エスパニョーラ第13節のレアル・マドリード対マラガの一戦が日本時間の25日深夜に行われ、ホームのマドリードが苦しみながらもなんとか勝利した。

 ホームのマドリードは、前節の対アトレティコ・マドリード戦で鼻骨を骨折したキャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがベンチ外となり、代わりに20歳のヘスス・バジェホが先発。そして、スペイン代表FWルーカス・バスケスが久々にスタメンに名を連ねた。

 首位バルセロナと勝ち点10差がついており、是が非でも勝利したいマドリードは立ち上がりから猛攻を仕掛ける。すると前半10分、ブラジル代表DFマルセロがクロスを上げるとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがヘディングシュート。ボールは惜しくもクロスバーにはじかれたが、詰めていたフランス人FWカリム・ベンゼマが頭で押し込んで先制に成功する。

 ところが前半18分、ドイツ代表MFトニ・クロースが軽率なパスミスを犯してしまい、それを見逃さなかったマラガにそのまま崩され、チーム内得点王であるウルグアイ代表FWディエゴ・ロランが同点弾を決めて1-1となった。

 しかしその僅か2分後の前半20分、ミスを挽回すると言わんばかりの正確なクロスをクロースがコーナーから上げるとブラジル代表MFカゼミーロが強烈なヘディング。そのままゴールに突き刺さってマドリードが2-1と逆転に成功する。

 後半に入るとマラガがペースを握り、チャンスメイクを積極的に行っていく。すると後半13分にそれが実を結んだ。ウルグアイ代表MFゴンサロ・カストロが25m付近から豪快に振りぬくと、強烈な低弾道のシュートがゴールに吸い込まれてマラガが2-2の同点に追いつく。

 ホームで18位に沈んでいる相手に勝ち点を取りこぼすわけにはいかないマドリードは後半30分、クロアチア代表MFモドリッチがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。それをC・ロナウドが蹴るもGKロベルト・ヒメネスに読まれてセーブされるも、こぼれたボールをC・ロナウドが自ら押し込んでゴール。逆転に成功した。これが決勝点となり、マドリードが3-2で勝利。勝ち点3を手にした。