ラ・リーガ セビージャ

リバプール、セビージャに3点差を追いつかれ痛恨ドロー。今節でのグループステージ突破を決められず

 UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のセビージャ対リバプールは3-3のドローに終わっている。

 リバプールがグループステージ突破をかけたこの一戦だが、いきなり試合が動く。2分、リバプールはFWフェリペ・コウチーニョのCKにニアサイドでMFジョルジーニョ・ワイナルドゥムが頭で反らすと、これをファーサイドで待っていたFWロベルト・フィルミーノが押し込んで先制に成功する。またリバプールは22分にも同じようにコウチーニョのCKにフィルミーノが頭で反らすと、これをファーサイドからFWサディオ・マネがダイビングヘッドで合わせて押し込み、早くも追加点を奪う。さらにリバプールは前半30分にカウンターの形からマネが放ったシュートのこぼれ球をフィルミーノが流し込み3点目をものにする。前半を終えてリバプールが3-0とリードし、勝負は決まったかに思われたが、後半に予期せぬ展開が待っていた。

 その後半、リバプールはセビージャの猛攻に遭う。51分、セビージャはMFエベル・バネガのFKにボックス内でFWアルベルト・モレノが合わせて1点を返すと、59分にはモレノがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをFWウィサム・ベン・イェデルが確実に決めて1点差とする。セビージャはこれ以降もポゼッションを図り、リバプールを自陣に押し込んでいたセビージャは何度も決定機を作るものの、なかなか同点に追いつくことができない。しかし試合終了間際の93分、セビージャは左CKからギド・ピサーロが合わせて見事同点に追いつき、3-3のドローで試合を終えている。

 この結果、リバプールは勝ち点9で首位をキープしているものの今節でのグループステージ突破を決めることができなかった。一方、セビージャは勝ち点8とし、グループステージ首位通過の可能性を残している。