VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)いわゆるビデオ判定は今季よりセリエAに導入され現在までに様々な試合で使用されている。これに対してある選手が警鐘をならた。9日、『カルチョメルカート』が報じている。
新しく導入されたこのビデオ判定に関してはイタリア国内で様々な論争が巻き起こっている。そのなかで現在代表に召集されているユベントスのドイツ代表MFサミ・ケディラが一石を投じた。母国のドイツでもVARはテスト導入されている。
「VAR自体はいいアイデアだと思う。ただ現在の使われ方は間違っている。もっと規則をしっかりきめるべきだ。ドイツでの導入はとんでもない事になっている」
同選手はこのようにVARの価値自体はみとめたもののその規程の少なさを批判している。そしてVARによって試合が中断されることによってこのスポーツの”興奮”が途切れてしまうと感じているようだ。
「(審判の)間違いっていうのはこのスポーツの一部だ。もちろん間違いがないほうがいいよ。でも今、選手はゴールをきめたとき喜べばいいのかだめなのか待たなくちゃいけない」
「こうすることによってサッカーの重要な要素である情熱や興奮は失われてしまう。しっかりと決まりをきめるならいい。でも3分も試合を中断して話し合うなんて、サッカーを殺している」
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