日本代表は10日、フランス・リールで国際親善試合のブラジル代表戦に臨んだ。
日本代表は現時点でのベストメンバーが先発に名を連ねた。GKには川島永嗣、4バックは右からDF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF槙野智章、DF長友佑都。中盤3枚はMF長谷部誠、MF山口蛍、MF井手口陽介。3トップに右FW久保裕也、FW大迫勇也、左FW原口元気が入った。
一方、ブラジル代表はチッチ監督の予告通りGKアリソン、DFダニーロ、DFジェメルソン、DFチアゴ・シウバ、DFマルセロ、MFフェルナンジーニョ、MFジュリアーノ、MFカゼミーロ、FWネイマール、FWウィリアン、FWガブリエウ・ジェズスが先発した。
前半6分、コーナーキックの競り合いからフェルナンジーニョが吉田麻也に倒されたように見えたが審判の笛はならず。その2分後、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)によって試合が中断。PKに判定が変わり、吉田麻也にイエローカードを提示された。ネイマールがこれを落ち着いて決め先制を許した。
前半16分、ダニーロのクロスをPA内のネイマールが落とす。ボールを受けようとしたジェズスが、槙野に倒されてこの日2度目のPK判定。しかし、ネイマールが蹴ったPKは川島がセーブ。その直後のCKのこぼれ玉を井手口がクリアミス。そのボールをマルセロが利き足と逆の右足でゴールネットに突き刺した。
前半30分、防戦一方の日本だったが、PA手前で原口がカゼミーロに倒され、FKを獲得。吉田が右足で直接狙ったが、ゴール左角のバーに当たりゴールには結びつかなかった。
前半36分、右サイドでウィリアンがキープすると、ダニーロがオーバーラップ。グラウンダーのクロスにジェズスが合わせて、ブラジルが3点目。
このまま0-3でハーフタイムを迎えた。後半開始から日本代表はFW久保裕也をFW浅野拓磨に、ブラジル代表はGKアリソンからGKカッシオに交代した。
後半9分、PA内で仕掛けた原口がジュリアーノに倒されたようにも見えたが、シミュレーションを取られ原口にイエローカードが提示された。
後半12分、VAR判定で試合が一時中断。ネイマールが酒井の頭を手で叩いていたとして、イエローカードを受けた。
後半17分、日本は左サイドのコーナーキックを獲得すると、井手口の良質のボールから槙野が競り勝ち、1点を返した。
後半24分、日本は長谷部に代えてMF森岡亮太、原口に代えてMF乾貴士を投入。
後半28分、乾が左サイドで長友からのパスを受け、ドリブル仕掛けるもボールタッチが大きくなり、ゴールラインを割ってしまう。
後半35分、大迫に代えてFW杉本健勇。40分に井手口に代えてMF遠藤航を投入。
後半40分、左サイドのフリーキックから杉本健勇がゴールネットを揺らすも、オフサイドでノーゴールとなった。
試合はこのまま1-3で終了。ブラジル相手に初勝利を飾ることはできなかった。
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