プレミアリーグ リバプール

クロップ監督にこれ以上言い訳は許されない。失敗積み重ねリバプールはCL権逃す危機に

 ではどういった選手を夏の移籍市場で獲得したのだろうか。クロップ監督はアレックス・オックスレイド=チェンバレンをアーセナルから獲得した。リバプールには不要な選手だったにも関わらずだ。先発起用されるほどの選手でなく、トッテナム戦もベンチスタートだった。現在、リバプールでは、アダム・ララナ、サディオ・マネ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムといった選手たちが戦列を離れている。そういった攻撃的な鍵を握る3選手が欠場となっていたにも関わらず、トッテナム戦でオックスレイド=チェンバレンは先発起用されなかった。

 クロップ監督は前線の3人のうちの1人として、彼を途中出場させたが、特に目を引くようなプレーをすることもなかった。つまり、クロップ監督は3,500万ポンド(約52億円)もの大金を彼自身さえも信頼していないような選手に費やしたのだ。既に同ポジションにオックスレイド=チェンバレン以上に優れたララナ、マネ、ワイナルドゥムといった選手たちを抱えているにも関わらず、何のためにオックスレイド=チェンバレンを獲得したのだろうか。

 クロップ監督はオックスレイド=チェンバレンには慣れるまで時間が必要だと選手を擁護しているが、彼の力が必要なのは今である。仮にオックスレイド=チェンバレンにまだ時間が必要だというのであれば、リバプールはオックスレイド=チェンバレンを放出することのできる9ヶ月後を待つべきだろう。オックスレイド=チェンバレンはアーセナルとの契約が9ヶ月後に切れ、フリーとなる選手であった。だが、クロップ監督はそれを待つことができず、3,500万ポンドで彼を獲得した。彼が今オックスレイド=チェンバレンを積極的に起用しているというのであれば、理解はできる。しかしながら、彼がベンチに座っている時間の方が長いというのが現状だ。

 今から9ヶ月後、クロップ監督はオックスレイド=チェンバレンをフリーで獲得できたかもしれない。クロップ監督は来夏に加入予定のRBライプツィヒに所属するギニア代表MFナビ・ケイタをリバプールに合流させるかもしれない。とはいえ、彼はまだライプツィヒ所属の選手だ。クロップ監督にはいくつかの真剣な質問をしなければならないだろう。なぜセンターバックを獲得しなかったのか? なぜ不安定なシモン・ミニョレの代わりとなるゴールキーパーを獲得しなかったのか? なぜ明らかにヘンダーソンには務まらない守備的ミッドフィルダーの選手を獲得しなかったのか? なぜ安定しない4バックの前で守備的な役割をこなすことのできるミッドフィルダーを獲得することなく、9ヶ月後にフリーとなる可能性のあった不要な選手に3,500万ポンドも費やしてしまったのか?

 今こそ、リバプールサポーターはそういった質問をクロップ監督にするべきではないのだろうか。現在は彼の評判と人気が彼を監督というポジションに留めているかもしれないが、失敗が積み重ねられていっていることも事実だ。彼の不可解な決断やミスが徐々に蓄積されつつある。リバプールは今すぐにでもチームを改善しなければ、タイトルレースから脱落することになるだろう。それを避けるためにも、サポーターは質問を何度も投げかけなければならない。このままクロップ監督がミスを修正することができなければ、レッズ(リバプールの愛称)はチャンピオンズリーグ出場圏内のトップ4さえも逃すことになってしまうだろう。

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