浦和、上海上港を下しアジアの頂へ登れるか

著者:ショーン・キャロル
東京を拠点とする英国人ジャーナリスト。Jリーグとサッカー日本代表を2009年より報道している。日本の各新聞社および雑誌に多数寄稿しており、英国紙『FourFourTwo』を始めとした海外誌にも寄稿している。
Twitter: @seankyaroru
27日(水)に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦、上海上港集団足球倶楽部と1-1で引き分けたアウェイ試合で、浦和レッズは過去6ヶ月間を通したアジア大会での大きな成長を示した。
前回3月に浦和が上海上港に3-2で敗れた際、彼らはFWフッキと仲間達におじけづいているようにみえた。3-0になり、上海上港が自動操縦に切り替わって初めて1度だけギアに入ったという状態であった。
しかしながら今回、堀孝史監督率いるチームはオフからの挑戦を好転させた。試合開始わずか15分でフッキによる得点を許したにも関わらず、彼らは動揺することなく粘り強く任務に従事した。
上海上港の鍵となる選手陣がボールを持つたびに、浦和は何としてもその才能を発揮させまいとした。素早くプレッシャーをかけ、ピッチの中央3分の1周辺でたくさんのファウルをもらう。30歳の槙野智章は1人で4回フッキを倒した。実のところ槙野が退場することなく試合を終えたのはラッキーであった。元ポルトの選手フッキによるさらなる幅広い働きかけも、GK西川周作を追い詰める前に阻止された。
もちろん同ブラジル人選手(フッキ)の激しい破壊力は何度もその防波堤を突破した。槙野を数回倒したまま残し、ゴール前で青木拓矢の目をくらませる。しかしこれは予想されていたことだ。フッキやオスカーといった選手は、ここでもまたアジアのどの選手とも違うレベルであることを実証した。彼らの強さ、意識、技術は、通常Jリーグや他のアジア大会でみられるものとは違う。彼らがプレー不可能にも近い存在になることは認めなければならない。
しかしそれは、浦和が諦めて運命に屈するしかないということではない。上海上港にとって前回のような簡単な勝利とならないことを示すために、浦和はここで毎回自身を引き上げてきた。
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