スイス検察当局はパリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長と元国際サッカー連盟(FIFA)事務局長のジェローム・バルク氏に対する捜査を開始したようだ。13日、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
バルク氏は2018年から2030年までのFIFAワールドカップ4大会の放映権の不当販売を行っていた疑いが持たれている。またこのうち、2026年、2030年のワールドカップを巡っては、クラブ会長である傍らでカタール大手メディア『beIN Sports』のCEO(最高経営責任者)も務めているナセル・アル・ケライフィ氏が不当に放映権を獲得する代わりにバルク氏に多額の賄賂を渡していた可能性が指摘されている。
バルク氏は2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会でチケット販売や放映権販売で不正を行ったとして2016年1月に事務局長を解任されており、今回、同氏の汚職疑惑に絡む形でPSG会長の名前が出てきた格好だ。
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