ムアンバの奇跡
2012年
2012年FAカップ準々決勝トッテナム戦、ボルトンMFファブリス・ムアンバがいきなりうつ伏せで倒れ込んだ。試合はすぐさま中断し、医療チームがピッチに入る。異変に気付いた両チームの選手とスタジアムの3万6000人のサポーターは固唾をのんで見守った。重苦しい雰囲気が漂う中、一部のボルトンサポーターがムアンバのコールを始めた。それに呼応し、スタジアム中がムアンバに声援を送った。つい数分前まで互いに罵りあっていたサポーターたちはともにムアンバの無事を願い、声を出し続けた。その後すぐに試合中止が決定。中止の理由も払い戻しの説明も全くなかったが、サポーターたちは速やかにスタジアムを後にしたという。その後、ムアンバは奇跡的に一命を取り留め、ロンドンオリンピックの聖火リレーに徒歩で参加している。
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