元マンチェスター・ユナイテッドDFのリオ・ファーディナンド氏が、2003/2004シーズンを最後にプレミアリーグ王者から遠ざかっているアーセナルのアーセン・ベンゲル監督にアドバイスを送っている。14日、英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
アーセナルは昨シーズン、プレミアリーグをチェコ代表GKペトル・チェフ、その他カップ戦やチャンピオンズリーグをコロンビア代表GKダビド・オスピナを起用し戦ってきた。しかし、ファーディナンド氏によれば、その采配は好ましくないようだ。ベンゲル氏がプレミアリーグのタイトルから遠ざかっている理由と共に語っている。
「もっと、ピッチ上の選手たちと関係を築いたほうがいい。2人のCBとGKは三角形を構築している。私の時であれば、ファン・デル・サールとビディッチだ。監督はその三角形を切り離したり、変えようとしてはいけないんだ。一貫性を持たせなければならない」
「(ベンゲル氏のプレミアリーグでの戦いのように)3、4試合連続で同じメンバーと戦ったぐらいじゃ感じ取ることはできない。10試合、15試合と継続していくことで感じ取ることができるようになるんだ」
また、同席していた元イングランド代表FWゲーリー・リネカー氏から「選手の使い分けを行う監督は彼だけではないだろう」と意見が飛んだ際には「ああ、そういった監督たちはみんなタイトルを取れていない」と辛辣に言い放っている。
選手を多く入れ替えずに一貫したメンバーで戦うことでチームとして洗練されていくことを語ったファーディナンド氏。この意見がベンゲル氏の耳に届くことはあるのだろうか。
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