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ドイツ代表監督レーブ氏、サポーターからのナチスチャントに激怒「国に恥をかかせた」

 ドイツ代表監督のヨアヒム・レーブ氏がナチスを連想させるチャントを歌った、自国の過激的なサポーターに怒りをあらわにした。4日、英メディア『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じている。

 W杯欧州予選、9月1日に行われたチェコ戦に2-1で勝利したドイツ。しかし、試合中に自国の1部過激的なサポーターがナチスのチャントを歌い、レーブ氏は怒りを爆発させるコメントを残した。

「私はこの試合で起こったことに怒りが収まらない。サポーターであるのにも関わらず、この試合を、あの痛ましい出来事を表現するために利用したことは、私たちにとって恥ずべきことだ。祖国に恥をかかせた」

「スタジアムは誰もが足を運べるところで、争いやチャントにかかわらず楽しめる場所であるべきだ。(1部のサポーターに)厳しい制裁を求める」

「我々はアナキスト(無政府主義者)を望んでいない。私たちは卑劣な1部サポーターたちの代表ではない。彼らの行いは最低で本当に卑劣なものだ」

 現地時間4日に行われたノルウェイ戦にも6-0と完勝し波に乗るドイツ。しかし、レーブ氏の表情はどこか神妙な面持ちに見えた。再びこのようなことが繰り返されないことを切に願う。