チェルシーがジエゴ・コスタに練習参加を要求。拒否すればアトレティコ移籍を破談に

FWジエゴ・コスタ　写真提供:Getty Images

　チェルシーはスペイン代表FWジエゴ・コスタに対して、イングランドに帰国するように通達したようだ。15日、『テレグラフ』など複数の英メディアが報じている。

　ジエゴ・コスタとチェルシー指揮官のアントニオ・コンテ監督は昨季終盤に不仲が表面化。シーズン終了後には、コンテ監督から戦力外を言い渡された。すると同選手は帰省先のブラジルから帰国せず、プレシーズン開始日の合流を拒否。これによってクラブから罰金を科されたことが明らかになっている。

　コスタは古巣アトレティコ・マドリードへの移籍を望んでおり、もしチェルシーが放出を拒否すれば、クラブからの支払いを受けずにブラジルで1年間過ごす用意があると主張し、トランスファー・リクエストを提出していた。

　コスタの声明を受け、15日チェルシーはアトレティコとの交渉が成立するまでの間、契約は守らなければならないとコスタに通達。もし練習に参加しない場合は放出を拒否するとの構えを示した。

　ジエゴ・コスタはコンテ監督のもとでプレーすることを断固拒否しており、アトレティコへ移籍する可能性が極めて高い。しかし、アトレティコはFFP（ファイナンシャルフェアプレー制度）の制裁で1月までの補強禁止処分を受けているため、ジエゴ・コスタの年俸全てを支払うことを拒否しているとみられる。今後は移籍金だけでなく両クラブの年俸支払い額が交渉の焦点となりそうだ。