ラ・リーガ バルセロナ

バルサ会長、シャビの”育成軽視”発言に反論「才能ある選手が数多く在籍しているからだ」

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、クラブOBのレジェンドMFシャビが述べた”育成軽視”の風潮を否定。現在の若手育成における難しさについて言及した。30日、スペイン紙『マルカ』らが報じた。

 先日、シャビは「バルセロナの育成は眠っている状態だ。彼らはもっと育成に力を入れなければならない」とクラブの若手育成への姿勢に苦言を呈していた。

 この発言に対し、バルトメウ会長が反論。「トップチームにシャビや、メッシ、イニエスタら才能ある選手がすでにいる状況では、若いプレーヤーを育成することは難しい。(シャビは育成を批判したが)問題はシャビにある。彼自身が問題を生み出しているんだ。才能ある選手が在籍しているから育成が難しい」と語った。

 また、”第2のメッシ”の育成に関して質問が及ぶと、「誰が”新しいメッシ”となるか。おそらく、他の選手がメッシのようになるためには、一度バルサを離れなければならないだろう」と述べた。

 現在、バルサには各ポジションに世界最高クラスの選手が揃い、若手選手がトップチームで出場機会を得ることは非常に難しくなっている。そんな現状が若手育成を妨げているとクラブは考えているようだ。