アジア

女性のスタジアム入場禁止撤回へ。イラン国民的スターが政府に要請

 イランの国民的サッカースターである元バイエルン・ミュンヘンのMFアリ・カリミ氏とイラン代表MFマスード・ショジャエイの両名がイラン政府に対して、女性のスタジアム観戦禁止の撤回を求めた。11日、アメリカ紙『ワシントン・ポスト』が報じている。

 イランでは38年前から宗教的な考えに基づき、女性がサッカーの試合をスタジアムで観戦することを違法としている。アリ・カリミ氏は「これはサッカーの試合を観たい何百万人もの女性ファンの要求だ」と述べ、「これは不可能ではない、女性スポーツファンの夢は正しい計画を通じて達成することが出来ると」続けた。

 マスード・ショジャエイは「禁止が撤回されれば、増加する女性ファンを収容できる20万人規模のスタジアムを建設しなければならないと思う」と語っており、禁止が撤回されれば相当数の女性ファンが増えるとみられている。