Jリーグ サンフレッチェ広島

2017年J1リーグ前半戦ベストイレブン。C大阪から最多3選手が選出

フォワード

興梠慎三 写真提供:Getty Images

 柏のクリスティアーノは、トップクラスのフォワードだ。ほぼ全てのプレーに参加し、大抵自身でフィニッシュにまで持ち込む。今シーズンのシュート数は最高(68)で、序盤戦にはゴールネットに入れるのに苦労したものの、リーグの上位得点選手であるだけでなく上位アシスト選手でもある。センターフォワードとして配備されてきたが、常に試合の中でウイングに流れ着く。

 浦和の興梠慎三は、今シーズンの群を抜いた得点選手だ。彼はキャリアのピークを経験中で、2017年すでに2度のハットトリックを達成した。

 ベンチには、川崎Fの阿部浩之だろう。G大阪にてまずまずの右ミッドフィルダーであったが、川崎Fにて9番手の役割を再確認した。大宮アルディージャの江坂任も、チームを最下位から救い自信を取り戻させた選手だ。

監督

セレッソ大阪のユン・ジョンファン監督 写真提供:Getty Images

 監督にはC大阪のユン・ジョンファン監督を選出する。日本で奇跡を起こしてきた韓国人監督だ。

 同監督は、サガン鳥栖をJ2からクラブ史上最高のJ1の1位にまで押し上げた。C大阪では、昇格したばかりのチームをタイトル獲得争いするチームに変えた。スイス製のチーズのように穴だらけであった守備は、国内でも強力な体制となった。

 C大阪は状況の変化に対応するスタイルで、ボール支配率を優先せず、攻撃時に効力を発揮する方法を知っている。しかし最も素晴らしいのは、山村和也を攻撃のメイン選手に変えたことかもしれない。

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