後継者たちの「可能性」と「足りないもの」
2人目の潜在的な成功者は、武藤嘉紀である。彼はマインツ05のストライカーですでにブンデスリーガに足跡を残し、岡崎慎司のプレミアリーグへの移籍を忘れさせる勢いだ。マインツでの初めの2シーズンで合計12ゴール6アシスト(39試合出場)を挙げ、素晴らしいフィニッシュを見せてきた。残念ながら昨シーズンは怪我によって多くの試合を逃し、リズムを維持するのに困難を極めた。しかし武藤は179cmの身長にも関わらずヘディングのスキルも素晴らしく、また左右どちらの足でもフィニッシュができる。センターフォワードとしても、またはチームに最高の価値を示せるウインガーとしても採用され得る。日本代表では19試合中2得点しか決めておらず突破口を模索中だが、24歳の武藤にはステップアップする時間がまだまだ残されている。
久保裕也は、現在日本代表のライジングスターだ。若いレフティである久保は、すでに本田圭佑からレギュラーの座を奪ったようにも見受けられる。国際親善試合キリンチャレンジカップのシリア戦では、本田はベンチスタートで久保を見守ることとなった。久保は日本代表の初期の試合では、右ウイングで素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。ワールドカップアジア予選でゴールネット奥を2度揺らし3度のアシストをしている。所属するヘントでは11ゴールを挙げた23歳の久保は、左足での得点だけでなく、チームに仲間を見つける方法も知っている。
しかしながら、上記に挙げた期待の3選手すべてに、ひとつ足りていないのがリーダーシップだ。香川、そして特に本田は、重要な試合の中でチームメイトたちを限界まで押しやることができる。長谷部誠のような他のリーダーが不在の中、このようなリーダーシップは必要だ。挙げた3選手中1人でも、将来この期待に応えることができるのか。または今はまだスポットライトを浴びていない他の誰かが新しい香川・本田になるのか。注意深く見ている必要がある。
香川と本田もまだ数年はハイレベルなプレーを続けるだろう。SAMURAI BLUEにとっての相応しい後継者を見極めていくのにはまだ時間がたくさんある。2人の最重要選手を失うまでには、例えば現在16歳の久保建英(FC東京U-18)のような才能が育ち、日本にとっての大きな役割を果たしている可能性もある。そうなれば日本サッカーのアイコンの喪失も、そこまで痛手にはならないかもしれない。
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[大迫勇也]
[武藤嘉紀]
[久保裕也]
[原口元気]
[宇佐美貴史]
[久保建英]
[その他]
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