別のチームでは、神戸もまた改良を前提としている。今シーズン、渡邉千真以外のフォワード選手はゴールを決めていない。小川慶治朗が頻繁に負傷し、大槻周平と田中順也はまだ良い形を見出せず、レアンドロ・モンテーラは9月までに膝の負傷の完全回復はしないと思われる。ルーカス・ポドルスキが早く採用されるほど良いだろう。この元ドイツ代表選手は、2013年のディエゴ・フォルラン以来のJリーグに参加する最大のスターであり、これが失敗にならないよう、国内全てのサッカーファンが彼の成功を祈る必要がある。
それはなぜか。ポドルスキの日本での成功は全てのJリーグファンにとって素晴らしいことだ。スーパースターが活躍して結果をもたらせば、他のチームも刺激されて同様に有名選手への投資をする。ファンやメディアからの注目が増すばかりか、Jリーグが国際的に世界の観客を魅了することができる。もちろん中国のクラブチームがしてきたような常軌を逸した投資のことではなく、フィールド内外で結果をもたらすような外国人選手の注意深い採用ということだ。パフォーム・グループとの放送契約により、日本のクラブチームはこれまでより多くの投資ができるようになった。スポンサーからの適切なインセンティブで、Jリーグにより多くの大物たちを呼び込むのは、もう遠い夢の話ではない。
ブラジルのビッグクラブであるインテルナシオナルでの平凡なシーズンを経て34歳で日本にやって来たフォルランと違い、ポドルスキはヨーロッパのハイレベルでプレーしていたばかりの32歳になる選手だ。トルコ、スュペル・リグの2016/2017シーズン、ガラタサライで24試合中7得点4アシストを記録。テュルキエ・クパスでも10得点を挙げ、3月イングランド戦で得点を決めてドイツ代表チームに別れを告げた。いずれにしても、ポドルスキは日本で成功し、神戸のオフェンスレベルを上げるのに必要なものを備えている。とはいえ、もし彼がリラックスしすぎた心構えで来日し、公園で散歩することや高額な給料のことを考えているようであれば、他の多くの外国人選手のように期待に応えられず終わる可能性もあるだろう。
ポドルスキが最終的に成功すれば、観客数の増加も見込まれる。現在J1リーグの平均は19,031人で、2008年以来の最高値(19,202人)だ。1994年の過去最高値(19,598人)にもそれほど遠くない。日本のサッカー界は着実に成長しており、将来について楽観できる理由がある。
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