3. ロベルト・マンチーニ
クラブ:マンチェスター・シティ
シーズン: 2011/2012
マンチェスター・シティは2008年にUAE資本が参入。豊富な資金力を武器に09/10シーズン開幕前にはアストン・ビラからギャレス・バリー、ウェストハムからカルロス・テベス、アーセナルからエマニュヨル・アデバヨールとコロ・トゥーレを獲得するなど過去最大規模の大型補強を敢行した。しかし10月から約2か月間勝利なしと欧州カップ戦圏外での低空飛行が続き、12月にマーク・ヒューズ監督の解任を決断。フロントは後任としてロベルト・マンチーニ監督に白羽の矢を立てた。
マンチーニ監督は現役時代に80年代末から90年代初頭にかけてジャンルカ・ヴィアリと共にサンプドリアの黄金時代を支えた。その後ラツィオで99/00シーズンのセリエA優勝に貢献した後、そのまま同クラブでアシスタントコーチとして監督業をスタート。フィオレンティーナ、ラツィオを経て04/05シーズンからインテルの指揮官に就任すると、カルチョポリによる他クラブのペナルティに助けられる形でスクデット3連覇を達成。しかし、CLでは目立った結果を残せず、07/08シーズン終了後に解任され休養期間に入っていた。
シティはマンチーニが就任した2010年以降も積極的な補強で同指揮官を全面的にバックアップ。パトリック・ヴィエラ(インテル)、アダム・ジョンソン(ミドルズブラ)、ダビド・シルバ(バレンシア)、ヤヤ・トゥーレ(バルセロナ)、セルヒオ・アグエロ(アトレティコ・マドリード)、サミル・ナスリ(アーセナル)らを獲得する。すると、11/12プレミアリーグではライバルであるマンチェスター・ユナイテッドと激しい首位争いを繰り広げる。そして迎えた最終節のQPR戦。シティは90分まではリードを許す。得失点差でユナイテッドの優勝かと思われたが、シティが後半アディショナルタイムに2ゴールを奪い劇的な形で44年ぶりのプレミアリーグ制覇を成し遂げた。その後12/13シーズンに無冠に終わり、シーズン終了後にマンチーニ監督は解任された。マンチーニ監督本人は長らくタイトルから遠ざかっていたクラブにタイトルをもたらしたことを理由にこの解任に対する不満をメディアにぶつけていた。
その後マンチーニ監督はガラタサライを経て2014年に再びインテルの監督に就任。しかし、チームを数年間の渡る混迷から抜け出させるまでには至らず、中国資本が参入した2016年夏に新経営陣の意向でシーズン開幕2週間前に突如解任された。
ロベルト・マンチーニ監督の主な獲得タイトル
フィオレンティーナ:コッパ・イタリア(00/01)
ラツィオ:コッパ・イタリア(03/04)
インテル:セリエA(05/06、06/07、07/08)、コッパ・イタリア(04/05、05/06)
マンチェスター・シティ:プレミアリーグ(11/12)、FA杯(10/11)
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