ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、ラツィオがお金を必要としてはいないことを強調した。19日、『コリエレ・デロ・スポルト』に語っている。
ラツィオは2004年にロティート氏が会長となって以降、2度スーペル・コッパ・イタリアーナのタイトルを獲得している。大規模な資金の注入などを行ってはいないが、コンスタントにチャンピオンズリーグ出場権を確保してきた。
「ラツィオがユベントス、インテル、ミランの次にタイトルを獲得しているクラブだということを人々に思い出させたい。私たちはスポーツでの結果と経済的な結果を組み合わせることができた。昨シーズンにはユベントスをスーペル・コッパで破っている。ユーベは5億ユーロ(約643億5000万円)、私たちは1億2000万ユーロ(約154億5000万円)を費やしている。ほかのクラブの平均は3億ユーロ(約386億3000万円)だ」
「ユーベの1/3の資金で我々はよくやっている。ラツィオは3800万ユーロ(約48億9000万円)の黒字を出した。ほかのビッグクラブは赤字だ。健全な管理と、現場での結果をうまく組み合わせている。ラツィオはビジネスのレベルで間違いなく素晴らしいクラブだ」
ラツィオは市場価値がうなぎのぼりとなっているセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの放出を渋ってきた。通常の中小クラブであれば、資金繰りのためにも多額の移籍金を求めて放出することが多い。ただ、しっかりと利益を上げ、それなりの結果も得ているラツィオにとって、有望選手の売却は必要ないということだろう。
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