夏の移籍市場で新戦力の確保に失敗したマンチェスター・ユナイテッド。特に新たなディフェンダーを獲得できなかったことは響き、リーグ戦でも失点が得点を上回り8位と苦しんでいる。ユナイテッドは過去に多くの選手の獲得寸前のところに迫っており、彼らがいれば状況は違ったかもしれない。今回はそんなユナイテッドが逃した世界的名選手をご紹介する。
ペドロ・ロドリゲス
2010年にワールドカップ優勝メンバーとなったペドロは2015年にユナイテッド移籍に個人合意していた過去を持つ。当時の『スカイ・スポーツ』は「残っているのは、ユナイテッドが3000万ユーロをテーブルに置くかどうかだけ」と報じていた。移籍が実現しなかったということは、移籍金の面で両者の折り合いがつかなかったということだろう。
セルヒオ・ラモス
選手との確執により崩壊を迎えたレアル・マドリードのラファエル・ベニテス政権。セルヒオ・ラモスは対立関係にあった選手の代表格とされている。その際に、ユナイテッドは同選手の獲得に動いていたようだ。ラモスは過去に「変化について考えたことがある。ただ、最終的に僕の中での優先順位の1番は常にレアル・マドリードだと認識した。変化について考えたのは、それ以外の要因だ」しかし、ラモスはマドリードに残留し前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げている。
マッツ・フンメルス
リオ・ファーディナンドとネマニャ・ビディッチという2人の名手がチームを離れた際に、ユナイテッドはCBの補強に追われた。フンメルスは、ユナイテッドに主要ターゲットの1人だった。フンメルス自身が2015年にユナイテッド移籍にかなり近づいていたことを明かしている。ただ、彼の決断はユナイテッド移籍ではなく、国内のバイエルン・ミュンヘンだった。
フェルナンド・トーレス
アレックス・ファーガソンは過去にリバプールのレジェンドとなるスティーブン・ジェラードの獲得に動いていたことを明かしている。驚くべきことに、ジェラードだけでなくトーレスが16歳の時に彼の獲得にも動いていたようだ。リバプールでセンセーショナルな活躍を見せたトーレスだったが、栄光の時間は長く続かなかった。ユナイテッドへの移籍を選択していたら、また違ったストーリーが生まれていただろう。
アルバロ・モラタ
モラタはズラタン・イブラヒモビッチの後釜としてユナイテッドへの移籍に個人合意していた。ストライカーが必要なクラブと、出場機会の欲しいストライカーという理想的な構図にも見える。しかし、待ったをかけたのがチェルシーだった。最終的にモラタはチェルシーを選び、ユナイテッドはロメル・ルカクを獲得している。
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