早くも欧州各国の国内リーグ戦は1/4を消化し、今シーズンの展望が少しずつ見えてきた。波乱の起きているリーグと、近年通りのリーグとに分かれた今シーズンは、ここから年末にかけて、それぞれのリーグで見どころが変わってくるだろう。そんな中で、ここでは、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスの欧州5大リーグにおける、各リーグの得点王を紹介する。
スペイン・ラ・リーガ
イアゴ・アスパス(セルタ・デ・ビーゴ)
クリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ)
得点数:8得点
リオネル・メッシとルイス・スアレスのバルセロナコンビを抑えて首位に立つのが、アスパスとストゥアーニ。アスパスは攻撃的なスタイルを志向するセルタにおいて、すでに英雄的な存在であり、その左足から放たれる正確なキックと、どんな形からもゴールを陥れるゴールセンスには脱帽だ。
空中戦で圧倒的な強さを誇るストゥアーニは、ジローナでその力を存分に発揮している。昨シーズンも21得点を記録する大活躍を見せ、今年も前線でチームをけん引している。
イングランド・プレミアリーグ
エデン・アザール(チェルシー)
ピエール=エメリク・オーバメヤン(アーセナル)
得点数:7得点
ロンドンの2クラブで活躍する両者がともに7得点で首位に。チェルシーの大エースであるアザールは、マウリツィオ・サッリ監督の恩恵を受ける形で、今シーズンはのびのびと自身のクオリティを存分に示している。
今年1月にアーセナルへ移籍してきたオーバメヤン。昨シーズンは順応に苦しみ、本来のパフォーマンスを披露できなかったものの、今シーズンはセンターフォワードだけでなく、左サイドでプレーしながらも、着実にゴールを重ねている。
イタリア・セリエA
クシシュトフ・ピョンテク(ジェノア)
得点数:9得点
ユベントスに活躍の場を移した、クリスティアーノ・ロナウドを抑えて首位に立つのが、ポーランドの新星ピョンテク。ロシアワールドカップのメンバー入りはならなかったものの、シーズンが始まると、ジェノアで大爆発。開幕から6試合連続得点も記録した。
ドイツ・ブンデスリーガ
ルカ・ヨビッチ(アイントラハト・フランクフルト)
パコ・アルカセル(ボルシア・ドルトムント)
得点数:7得点
元日本代表キャプテンの長谷部誠が所属するフランクフルトの点取り屋が、得点ランキングをリード。レッドスター・ベオグラード出身の20歳のセルビア人は、ベンフィカからのローン移籍でフランクフルトに加入。自身の価値を証明し、ステップアップを目指している。
ヨビッチと並んでランキングトップに立つのが、今季バルセロナから活躍の場をドイツに移したパコ。先発ではなく、スーパーサブとしての役回りが多く、少ない出場時間の中で結果を残している。
フランス・リーグ・アン
キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)
得点数:10得点
5大リーグで唯一の二桁得点を記録している“神童”ムバッペ。国内では敵なしのPSGで破壊力抜群の3トップの一角として、今シーズンも猛威を振るっている。とどまることを知らないライジングスターは、この勢いで今季の欧州ゴールデンシューも手にするだろうか。
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