
アッズーリ(イタリア代表)がスウェーデン代表に敗れロシアワールドカップに出場できないという衝撃の事件から、1年近くが経とうとしている。カルチョの国の敗退が、世界に与えたインパクトはすさまじいものがあった。今回は、そんな歴史的に見ても苦しい時間を過ごすイタリア代表の、栄光の日々を取り戻すことができる5人の選手をご紹介する。

ピエトロ・ペッレグリ
クラブ:モナコ
16歳でセリエA初ゴールを決めるなど、デビュー当時から衝撃を与えてきたペッレグリ。間違いなくイタリア人プレーヤーで最もホットな選手の1人だ。世代別代表に選出されてきたが、今回のUEFAネーションズリーグの招集メンバーに選ばれ、初のA代表招集となった。彼の偉大な才能が、イタリア代表の絶対的ストライカー不在問題に終止符を打つかもしれない。

アレッシオ・ロマニョーリ
クラブ:ミラン
今シーズンからミランのキャプテンを務めるロマニョーリ。すでに完成度は高く、最後方からチームを支えている。ジョルジョ・キエッリーニという左利きのCBの大先輩の存在が彼のスタメンへの障害になるかもしれないが、彼にはその障害を乗り越える実力があると言えるだろう。UEFAネーションズリーグでも活躍に期待がかかる。

マッティア・カルダラ
クラブ:ミラン
名将ジャン・ピエロ・ガスペリーニの下で著しい成長を遂げたカルダラ。マンツーマン、ゾーン、進化型マンツーマンなど様々なタイプのディフェンスに対応することができる。彼のまじめな性格も影響しているだろう。加入したばかりのミランではベンチに甘んじているが、現状に満足できるほど彼のポテンシャルは低くない。間違いなく将来のイタリア代表を支える存在だ。

アレッシオ・クラーニョ
クラブ:カリアリ
セリエAで最も過小評価されている選手の1人にクラーニョがいる。カリアリの1部残留は、彼の貢献によるところも大きい。継続して良いパフォーマンスを見せれば、ブッフォンがいなくなったアッズーリを支えるのはジャンルイジ・ドンナルンマでもマッティア・ペリンでもなく、クラーニョになるかもしれない。

ジョルジーニョ
クラブ:チェルシー
ネクストピルロの呼び声が高いジョルジーニョだが、その能力は旧時代のスターとは一線を画している。ブラジル生まれのイタリア人は、最も優れたミッドフィールダーの1人となった。ブラジルの匂いを感じさせるプレーから、イタリア人らしい原則に基づいたプレーまで高いレベルでこなす。間違いなくアッズーリの心臓となるだろう。
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