マンチェスター・シティはパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得へ乗り出す可能性があるようだ。15日、イギリス紙『ミラー』が報じている。
ムバッペは昨夏にモナコからPSGへレンタルでの加入を果たしており、この契約には1億8000万ユーロ(約238億円)にものぼる買い取りオプションが付帯されている。しかしPSGは昨夏のブラジル代表FWネイマール獲得に2億2200万ユーロ(約290億円)を要したこともあり、UEFAからファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定違反にかかる恐れがある可能性が指摘されている。さらにイギリスメディアの一部報道によると、PSGが発表したスポンサー収入は実際よりもサバを読んで発表しており、そしてFFPの回避は厳しいとの見方があるようだ。
そこでシティはこのPSGの“弱み”に漬け込む形でムバッペの獲得を視野に入れている模様。仮にPSGがUEFAからFFP違反による制裁を受け、同選手の完全獲得を断念せざるを得ない状況になった時はすぐに保有元のモナコとの交渉に動くかもしれない。
シティはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ制覇に向けて今夏は約6億ポンド(約918億円)という巨額の補強資金を用意していると伝えられており、ドルトムントのドイツ代表MFユリアン・バイグルやモナコのフランス代表FWトマ・レマルなど強豪クラブの主力引き抜きを積極的に行うものとみられる。
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