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ゼ・リカルドが湘南ベルマーレ・川崎フロンターレ退団…国外クラブがフライング発表

ゼ・ヒカルド 写真:Getty Images

 川崎フロンターレから湘南ベルマーレへ期限付き移籍していたブラジル人MFゼ・ヒカルドが、今季限りで両クラブを退団。川崎、湘南の公式発表を待たず、母国クラブが同選手の獲得を明らかにしている。

 現在26歳のゼ・ヒカルドは、フルミネンセなどブラジル国内の複数クラブを経て、2024年1月に川崎へ完全移籍により加入。ただ、来日1年目にJ1リーグ戦11試合の出場に終わると、2025年1月に湘南へ期限付き移籍。2025シーズン J1リーグ戦で7試合の出場にとどまっていた。

 ヒカルドの去就については、26日時点で川崎や湘南からの公式発表が無い状況だが、ブラジル1部クルーベ・ド・レモが同選手との単年契約締結を公式発表。発表によると、本人は「最大目標は、ゴイアスでプレーしていた2023年のように、所属クラブで確固たる地位を築くことを望んでいる。母国で好成績を残すことだ」と述べたという。

 ゼ・ヒカルドの退団は、Jリーグにおける外国籍選手の受け入れ方や育成・起用の難しさを象徴している事例である。実力や将来性があっても、戦術適応や競争環境の中で定位置を掴めなければ、選手は新たな活躍の場を求めざるを得ない。

 一方で、公式発表より先に母国クラブから情報が出る状況は、クラブの情報管理やファンへの説明責任という点で課題を残す。選手が安心して挑戦でき、クラブとサポーターが納得できる形でキャリアの節目を迎えられる環境整備こそ、今後のJリーグに求められる姿勢である。