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移籍金40億円!?J1岡山出身の佐野航大、PSV移籍か「代理人から…」

佐野航大 写真:Getty Images

 ファジアーノ岡山出身であり、NECナイメヘンでFW小川航基やFW塩貝健人とチームメイトの日本代表MF佐野航大は、オランダ1部PSVアイントホーフェン移籍の可能性が高まっている模様。すでにMF三笘薫所属のブライトン、DF板倉滉、DF冨安健洋所属のアヤックスからの関心、それにブンデスリーガ移籍でMF佐野海舟(マインツ)と兄弟対決の可能性が取りざたされているが、同選手の代理人に動きがあったという。

 オランダ『AD』は12月19日、PSVの補強計画を特集。MFジョーイ・フェールマンにトルコ1部フェネルバフチェ移籍の可能性があり、同選手の後釜の最有力候補に佐野が挙がっているというが、記事ではクラブ側、選手側の動き等についてこう綴られている。

 「PSVは遅くとも2026年夏までにフェールマンが退団すると考えている。後継者探しを本格化させているが、佐野がPSVからオファ-された。PSVのスカウトは以前から佐野に注目しているが、ここに来て代理人からのアプローチもあり、移籍の噂が具体性を帯びてきた。NEC側としては、主力である佐野を簡単に手放すつもりはないだろうが、PSVのようなステップアップは選手本人にとっても魅力的な選択肢となる」

 「佐野の評価額はNEC加入時から大幅に上昇しており、移籍が実現すればNECにとってクラブ史上最高額に近い移籍金をもたらす可能性がある。PSVがこの冬の移籍市場で具体的なオファーに踏み切るかどうかが注目される」

 また、『AD』は佐野とフェールマンのプレースタイルについて「フェールマンは正確なパスとゲームメイク能力で知られているが、佐野にはより機動力があり、異なるタイプの創造性をチームにもたらすことができる。中盤の複数のポジションをこなせるだけでなく、サイドでもプレー可能な多才さを兼ね備えている」と解説している。

 佐野の移籍金については、オランダ『Rood Groen Zwart』が9月時点で「ナイメヘンは2026年夏、佐野の獲得を狙うクラブに2,000万ポンド(約40億円)を要求する可能性がある」と報じていた。個人合意に達する可能性が現実味を帯びるなか、今後はクラブ間交渉の行方にも注目が集まりそうだ。