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日本代表の鎌田大地「ほとんど歩けない」、グラスナー監督「数週間の離脱になる…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表のMF鎌田大地が所属するプレミアリーグのクリスタル・パレスは、クリスマス前最後となるリーグ戦で、12月21日にアウェイのエランド・ロードで、同代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドと対戦する。しかし、パレスは負傷者が相次ぎ、限られた戦力で試合に臨まざるを得ない状況となっているようだ。

 UKメディア『Yorkshire Evening Post』は、鎌田がリーズ戦を欠場すると報じた。鎌田は、現地14日に行われたマンチェスター・シティとのホームゲーム(0-3)で負傷交代を強いられ、後半途中にピッチ上で治療を受けた後、67分にMFウィル・ヒューズと交代し、足を引きずりながらベンチへ下がった。

 同メディアによれば、パレスのオリバー・グラスナー監督が鎌田の状態について「着地の際に膝を伸ばし過ぎ、その影響でハムストリングに強い負荷がかかった。これまで筋肉の負傷はなかったが、今はほとんど歩けない」と語ったと同メディアは伝えた。さらに同監督は、検査の結果次第では数週間の離脱になる可能性があるとの見方を示したという。

 パレスでは、攻撃的SBのDFダニエル・ムニョスが膝の手術で離脱中であり、ウインガーのFWイスマイラ・サールは復帰したもののアフリカ・ネーションズカップに向かう予定だ。加えて、チーム最多ゴールを挙げるFWジャン=フィリップ・マテタも、軽い膝の問題を抱えているため、出場時間を慎重に管理されている状況だ。

 同メディアは、パレスが国内カップ戦とUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグを並行して戦う影響で日程が過密になり、グラスナー監督が起用できる選手が限られている点も伝えた。リーズ戦は10日間で4試合目となり、同指揮官は短い間隔での連戦への対応に苦慮していると報じている。