
ブラジル人FWルーカス・ブラガは、2024シーズン限りで清水エスパルスを期限付き移籍期間満了により退団。ブラジル1部昇格組のサントスからECヴィトーリアへ移籍したが、わずか1年でECヴィトーリアを退団することが決まった。
ブラジル『ge』が12月16日に伝えたところによると、ECヴィトーリアのファビオ・モタ会長は「ルーカスには頼らない。彼の代わりとなる選手を獲得する必要がある。彼がその穴を埋めてくれることを期待している」とコメント。移籍金500万レアル(約1億3,000万円)でサントスから加入したアタッカーには、すでに他クラブからオファーが届いているという。
現在29歳のルーカスは、2024シーズンのJ2リーグ戦32試合のスタメン出場で8ゴールをマーク。J1昇格・J2優勝に貢献したが、設定額150万ドル(約2億2000万円)とみられる買い取りオプションは行使されず、わずか1年で退団。横浜F・マリノスやセレッソ大阪など、Jリーグ他クラブからの関心も報じられた後、サントスへ復帰した。
ただ、1月にサントスで構想外となると、2月にECヴィトーリアへ移籍。同クラブと3年契約を結んだが、2025シーズンはブラジル1部リーグ戦21試合の出場で1ゴールという結果に。パフォーマンスが移籍金額に見合わないとして、ファン・サポーターから批判を浴びていたという。
なお、ルーカスはECヴィトーリア移籍直後の2025年2月、ブラジルメディア『A TARDE』のインタビューで「2024年は日本で過ごしたけど、日本でのプレーは素晴らしい経験だった」と清水時代を回顧。「ブラジルで再び適応するためにも、良いものをもたらしたい。ECヴィトーリアでの1年は素晴らしいものになると確信している。みんなが僕を歓迎してくれた。日本でのタイトル(J2優勝)も重要になるはずだ」と意気込みを語っていたが、不本意なシーズンを過ごした。
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