
プレミアリーグのアーセナルに所属するフランス代表DFウィリアン・サリバは、近年屈指のセンターバックとして評価されてきた。リーグ・アンのサンテティエンヌから2019年にアーセナルへ加入した同選手だが、トップチームでの出場は2020/21シーズンからで、それ以前はリーグ・アンのニースやマルセイユへのレンタルを経験している。その後はブラジル代表DFガブリエウと最終ラインを形成し、アーセナル守備陣の中心選手へと成長を遂げた。
インドメディア『THE WEEK』は、サリバを巡ってアーセナルが市場価格を約8,000万ユーロ(約139億円)と見積もっていたことから、ラ・リーガのレアル・マドリードが獲得へ動きを強めたと伝えた。さらにマドリードが最大1億ユーロ(約174億円)を支払う用意があるとも伝えられており、移籍市場で大きな注目を集めていた。
だが、同メディアは、サリバがアーセナルと契約を更新し、2030年までクラブに残留する見通しとなったと伝えた。現行契約は2027年6月までとされていたが、今回クラブと3年間の延長で口頭合意に達したとUKメディア『The Athletic』も報じている。数日内には正式に署名される予定とされており、去就を巡る憶測に終止符が打たれることになったようだ。
契約更新により、サリバの給与面にも大きな変化があるようだ。現在はアーセナルで6番目に高い給与を受け取っており、週給約19万ポンド(約3,789万円)と推定されているが、新契約では大幅な昇給が盛り込まれる見込みだと『The Athletic』は伝えている。
『THE WEEK』によると、サリバ自身は2025年3月時点でアーセナルに満足していると語っていたようだが、契約延長の時期については急いでいないとも述べていた。今回の動きによって、クラブと選手双方の意向が一致した形となったようだ。
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