
プレミアリーグのリバプールに今2025年夏加入したDFミロシュ・ケルケズは、加入直後から厳しい状況に置かれているようだ。リバプールと長期契約を結んだものの、パフォーマンスには疑問の声が上がっており、試合での立ち位置も不安定なものとなっている。
そんな中、UKメディア『Daily Express』が、ケルケズは過去に所属したクラブから、舞台裏での素行上の問題を理由に放出されたと伝えた。同選手は10代のユース時代にオーストリア1部ラピード・ウィーンから契約を解除されたのはそのためであり、「扱いにくい」という評価も当時寄せられていたという。
さらに同メディアによると、元ハンガリー代表GKアダム・ボグダン氏(2023年引退)は、ケルケズを「何にでも蹴りを入れる若馬のようだ」と評している。この言葉は一見すると否定的に聞こえるが、実際には感情を隠さず情熱的にプレーする姿を指したものだった。
今2025/26シーズンの9月14日に行われたバーンリー戦(1-0)では、前半38分で途中交代となった。ダイブで警告を受け、その直後にも危険なタックルを犯したためである。その後の18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦(3-2)ではベンチに回り、DFアンドリュー・ロバートソンが先発に起用された。
一方で同メディアによると、リバプールの主将DFフィルジル・ファン・ダイクは、ケルケズについて「素晴らしく、攻撃的で、エネルギーに満ちた選手だが、我々のスタイルや強度を学んでいる最中であり、ピッチ内外での対応は簡単ではない。ただ必ず乗り越えられる」と語っている。
コメントランキング