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日本代表と対戦!ミュラー、高丘陽平と同僚のアメリカ代表招集をフライング発表

トーマス・ミュラー 写真:Getty Images

 日本代表はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目標に掲げるなか、2025年9月の国際親善試合でアメリカ代表と対戦。MF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)ら現在負傷していない主力選手が招集される見込みだ。その一方で、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスでGK高丘陽平とともにプレーする元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーが、チームメイトのアメリカ代表招集を明かしている。

 オランダメディア『BD』が8月25日に伝えたところによると、ミュラーは23日に行われたMLSリーグ戦で移籍後初ゴールを挙げると、試合後のインタビューで「トリスタン・ブラックモンがアメリカ代表に招集されたので…」と、うっかり口を滑らせたとのこと。笑顔で「聞いた通りのことを言っただけだ。トリスタン、おめでとう。そしてアメリカ、おめでとう」とコメントしたという。

 現在29歳のブラックモンは、身長186センチで右利きのセンターバック。国外でのプレー経験はなく、2022シーズンからバンクーバーに在籍しているが、2025シーズンはここまでリーグ戦24試合の出場で2ゴール2アシストと好調ぶりをアピール。6月のCONCACAFゴールドカップではアメリカ代表の予備登録メンバーに名を連ねていたが、9月開催の日本戦、もしくは韓国戦でA代表デビューを飾ることになりそうだ。

 また、アメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、9月開催の2試合でFWクリスチャン・プリシッチ(ミラン)やMFジョバンニ・レイナ(ボルシアMG)など一部主力選手の招集を見送る模様。ブラックモンをはじめ新戦力の発掘に注力する方針を固めているとみられる。

 なお、アメリカ代表はFIFAランキングで15位と、日本代表とは2差。両国の対戦成績は日本の2勝1敗であり、2022年9月の前回対戦ではMF鎌田大地(クリスタル・パレス)や三笘のゴールにより、日本が2-0でアメリカを下している。