MF吉尾海夏には、2024シーズン限りで韓国1部・済州ユナイテッドを期限付き移籍期間満了により退団の可能性が報じられている。横浜F・マリノス復帰論が湧き起こるなか、同クラブのサポーターである元プロサッカー選手は海外挑戦続行を望んでいる。
2017年に横浜FMのトップチーム昇格を果たした吉尾。ベガルタ仙台、町田ゼルビアへの期限付き移籍を経て、2022年に横浜FMへ復帰も、2024シーズンはリーグ戦とYBCルヴァンカップで出番なし。出場機会確保という目的もあり、6月27日に済州へ期限付き移籍している。
その済州では、横浜FM時代とは異なり主力選手として活躍。リーグ戦13試合のスタメン出場で1ゴールと、1部残留に貢献した。しかし報道によると、済州側が慰留したもかかわらず、2024シーズン限りでの退団が決定的だという。
これを受けて、かつてFC今治でプレーしていたやすたか氏は、22日にXを更新。吉尾の今後について「マリノスに帰ってくるのも選択肢だとは思うけど、海外修行を続けて欲しい」と、海外でのプレー続行を推奨。「左足のシュートって尖った武器があるから海外向いてると思う。できるならヨーロッパどこか行けないかな。タフになってマリノス帰ってきて欲しいな」(原文ママ)と、将来的な横浜FM復帰を望んでいる。
済州への加入が決まる前日、ホームゲームをメインスタンドの特別席で観戦予定だったところ、チーム戦術の把握を目的にクラブ幹部の了承を得た上でピッチに近い席から戦況を見つめた吉尾。クラブ関係者は現地メディアを通じて、「なるべく早くチームに適応するためにホームスタジアムに訪れて、チームメイトの動きや戦術を確認し、応援していたのが印象的だった。チームメイトも彼に好感を抱いている。こんな外国人選手は初めて見た」と評していた。海外で成功を収めるための努力を怠らなかった同選手のさらなる成長を、多くのファン・サポーターが期待しているはずだ。
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