2024シーズンも札幌ドーム開催の一部ホームゲームで、価格変動制「ダイナミックプライシング(DP)」によるチケット販売を実施している北海道コンサドーレ札幌。12月8日開催のJ1最終節・柏レイソル戦におけるアウェイエリアのチケット価格が、26日時点で10000円近くまで上昇した一方、一部のファンを対象にホームエリアのチケット価格を割引販売しているという。
新型コロナ感染拡大の影響により、札幌は新型コロナ感染拡大の影響を受けて、2020シーズンの公式戦2試合でDPによるチケット販売を試験導入。2021シーズン以降も継続しているが、以前からDP採用に対する反対意見は多い。
2023シーズンのホーム最終戦(対浦和レッズ)では、かつて浦和に在籍していた小野伸二氏の引退試合ということもあり、アウェイエリアで1席あたり8000円以上(大人1名)に。浦和サポーターを中心にDP制によるチケット販売の廃止を求める声が挙がっていた。
そして今季も最終節の柏戦で、DP制によるアウェイエリアにおけるチケット価格が異常だと話題に。26日時点で9950円にまで跳ね上がっており、札幌側への批判も相次いでいる。
そんななか、Xでは柏戦チケット販売案内メールの内容がスクリーンショットによりアップ。「柏レイソル戦はリーグ最終戦。J1残留のために絶対に負けられない一戦です。J1残留に向けてひとりでも多くの方々にスタジアムへ足を運んでチームを後押ししていただくため、一部のお客様を対象に、20%オフチケットのご案内をお送りいたします」「一部のお客様を対象に、特別なチケットのご案内をお送りいたします。通常ダイナミックプライシングで販売しているチケットを、基準価格でご購入いただけます」などと、一部の客に対してホームエリアのチケット購入を勧めている。
なおホームゴール裏は26日時点で4000円台(大人1名)、メインスタンドでも6000円台と、アウェイエリアよりも低い価格で販売されている。メールを通じての割引チケット販売を巡っても、ファン・サポーターの間で議論が白熱しそうだ。
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