セリエA ユベントス

ユベントスがオシムへン獲得を検討も立ちはだかる障壁とは?

ビクター・オシムヘン 写真:Getty Images

 セリエAの名門ユベントスが、ナイジェリア代表のFWビクター・オシムヘン(ガラタサライ)の獲得に名乗りを上げていると、移籍市場の専門家であるファブリツィオ・ロマーノ氏の報道として伝えられた。しかし、オシムヘンの所属元であるナポリは、イタリア国内クラブへの移籍を固く拒否しており、ユベントスにとって交渉は非常に困難な状況と予想されている。

 ナポリはオシムヘンの契約解除条項を7,500万ユーロ(約122億8,382万円)に設定しているが、これはイタリア国外クラブのみに適用されると伝えられており、ユベントスが直接買い取る選択肢は実質的に封じられている。さらに、ナポリは国内ライバルに主力選手を渡すことへの抵抗感が強く、これが移籍実現の大きな障壁となっているようだ。

 過去にはプレミアリーグのチェルシーが2024年夏の移籍市場でオシムヘン獲得の先頭に立っていたが、給与面での条件が合わず交渉は頓挫した。その間にフランス王者パリ・サンジェルマンや、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが積極的に動き始めた。こうした状況の中で、ユベントスがいかにしてナポリの壁を突破するかが焦点となっている。

 オシムヘンは、現在トルコのガラタサライにレンタル移籍中で、今2024/25シーズンのスュペル・リグとUEFAヨーロッパリーグ(EL)で、10試合8得点4アシストを挙げる驚異的な活躍を見せている。